ご挨拶

一般社団法人 日本試薬協会会長 野澤 学

会長挨拶

平素は協会の活動にご理解とご協力を賜わり御礼申し上げます。

日本経済は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を柱とするアベノミクスによる景気回復が期待されております。

政府の月例経済報告によると、最近の企業収益は改善、設備投資は持ち直しの動きが続いており、景気は緩やかに回復している様であります。ただし世界経済では、保護主義的な政策を掲げるアメリカトランプ政権の動向や東アジアや中東でくすぶる地政学リスクが、化学工業を支える原料市況への影響も懸念され、企業業績にも影響を及ぼす可能性があります。

このような中、日本の科学技術関係予算では、中期ビジョンに沿って、研究開発に力を注ぐ民間企業の投資と並行して、大学や産学連携研究機関での基礎科学から応用科学の進歩に対する政府の役割が期待されております。特にライフサイエンス、IoTやAI、環境、材料等の分野では、政府からの積極的な支援もあり、ここ数年目覚ましく躍進をしており、科学技術創造立国日本のさらなる挑戦が続いているところであります。このような幾多の最先端分野の研究開発を支えているのは、背後にある周辺技術であり、試薬や分析の技術も大きく貢献しております。試薬業界に必要とされるのは最先端の研究について行ける知識の向上であり、業界への期待や役割はますます大きくなっております。毒物、劇物の販売管理、危険物の貯蔵・運搬、環境保全、悪用防止への対応策等果たすべき多くの社会的責任もありますが、会員各社や協会でも一致協力して、必要とされる知識や技術の確保、情報の提供により業界の社会貢献と信頼確保に取り組んで行く必要があると考えます。

さて、当協会はこのたび第71回定時社員総会を迎えました。前期の活動は、試薬会誌においても随時報告しております通り、3月9日の『試薬の日』にホームページをリニューアルいたしました。新しいサイトでは、協会の情報や会員各社の会社案内の見やすさを向上させております。また13万件以上に及ぶSDS検索を可能とし、さらに法改正の動きなどコンテンツの充実を図りました。協会のPR活動では、化学、薬学系新聞インタビュー記事の掲載や3月に開催された日本化学会第97春季年会、日本薬学会第137年会において展示ブースを設けて協会案内やクリアファイルの配布を行いました。学会参加者、特に学生の方々には協会の存在また、試薬業界で多くの会社が活躍していることを広く知ってもらう良い機会になりました。ご協力いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。

これからも科学技術の進展に寄与する基盤業界としての役割が果たせる様に、7委員会の活動を通して協会運営に取り組み、関係省庁や関連団体と連携を取り、精一杯試薬業界を盛り上げて行く所存であります。

皆様の相変わらぬご支援とご協力を賜わります様お願い申し上げます。

会員各社のますますの発展を祈念してご挨拶といたします。

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