年頭挨拶

一般社団法人 日本試薬協会会長 野澤 学

年頭挨拶

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

平素は協会の活動にご理解とご協力を賜わり御礼申し上げます。

安倍首相は年頭記者会見で、アベノミクスにより有効求人倍率が1.55倍と43年ぶりの高水準また名目GDPでは7四半期連続の伸長と過去最高になり、デフレからの脱却の道のりを確実に前進していると述べられました。経済3団体の記者会見においても景気回復に前向きな意見が多く、外交・安全保障、働き方改革等の課題もございますが、北朝鮮等国際紛争が生じなければ、もうしばらく景気は安定し試薬業界にも好況をもたらしてくれると期待しております。

さて、新年早々、将棋の羽生善治さんと囲碁の井山裕太さんの国民栄誉賞受賞の喜ばしいニュースがございました。お二人の高みを目指す姿には本当に敬意を表したいと思います。一方、科学業界では研究論文の改ざんや大手化学会社でのデータの改ざんがあったことを思いますと、技術者・科学者また経営者においても国民栄誉賞を取られたお二人のように、高い目標を持ち、高い倫理観を持ってあたるべきと再認識いたしました。これから社会人となる若者において、これからの世の中を生きていくための拠り所となるのは、健全にテクノロジーが発展し将来性のある分野だと思います。AIやIoT等の新たな技術革新も進んでおり、試薬業界も新しい動きに後れを取らぬよう切磋琢磨しレベルアップをしていきたいと存じます。

当協会は昨年5社が加わり130社が加盟しております。今年も科学技術の振興と国民生活の向上に寄与することを目的に運営し、7委員会の活動を通して情報の発信を適宜行ってまいります。会員の皆様には「研鑽と交流」の機会を提供することを進めてまいりますが、早速3月9日の試薬の日を記念し、直前の7日に「試薬の日記念講演会」、また懇親会を開催する予定です。また教育研修の取り組みとして、毒劇物取扱い試験の知識習得の研修開催も検討しております。試薬の種類は日々増加し規制が厳しくなっており、毒劇物管理、危険物の輸送、SDSの提供、悪用防止等多くの果たすべき社会的責任がございます。資格の必要な人間のみならず、若い世代の知識習得の機会としてもご活用いただければと思います。

試薬業界の使命は、あらゆる研究活動に対応できる幅広い分野の試薬の品揃えと正確な情報・サービスを消費者にお届けすることであり、延いては科学の発展につながってまいります。夢のある産業としてその魅力を高めていくように精一杯努力をしていく所存ですので、皆様の一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

本年が皆様方にとって明るい飛躍の年となりますよう、心から祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。

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