会長挨拶

一般社団法人 日本試薬協会会長 野澤 学

会長挨拶

平素は当協会の活動にご協力賜わり、厚く御礼申しあげます。

第76回定時社員総会は昨年同様、Web会議システムを用いて6月9日に開催いたしました。多くの皆さまにご出席をいただきありがとうございました。今回は役員改選の総会となり、当日の理事会で、引き続き会長を拝命いたしました。同じく選出された役員の皆さんと協力し、業界発展のため、精一杯努力する所存でございます。 今後も新型コロナウイルス感染にも注意を払い、現場での会合とWeb会議システムを併用しつつ、効率的な協会運営を進めてまいります。相変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願い申しあげます。

世界的なコロナ禍の中、試薬業界はその検査薬や検査装置などの開発・生産・流通に大きく関与し、国民生活の安全のために活動してきました。世界規模のワクチン接種や治療技術の確立などさまざまな努力が実を結び、6月には日本でも海外観光客の入国が始まるなど、いよいよコロナ収束への出口戦略が進んでおります。一方で、経済活動再開による原材料高や海上輸送の遅延、年初からのロシアのウクライナ侵攻で資源高、物不足となり、世界は大変な状況になっております。この歴史的事件の出口となる対話はどうなるのか、不確実で心配な状況が続いております。

2021年度の当協会活動については、事業計画に則り、着実に進めました。経済産業省や関係官庁からの依頼であるJIS試薬の規格・品質向上、試薬の生産・流通の調査などの対応を図りました。また、公益目的支出に関連する事業(JIS規格関連事業、情報公開事業)は、計画どおり11年間で消化し完了となりました。皆さまのご協力に感謝申しあげます。

さて、科学技術創造立国を目指す政府の戦略では、日本の基礎研究力の発展と復活、また2050年に向けてのカーボンニュートラル政策により環境保護技術を確保しながらの経済成長となり、大きな変革と投資が継続的に必要になります。このような幾多の最先端分野の研究開発を支えているのはまさに試薬であります。また、試薬業界に必要とされるのは最先端の研究についていける知識の向上であり、業界への期待と役割はますます大きくなっております。薬品管理、環境保護、悪用防止への対応などの多くの社会的責任もあり、会員各社で対話し協力して社会に貢献することが必要です。

試薬は新たな産業を開く大事なツールであり、よって業界は夢のある未来社会の担い手であります。その可能性を最大に支援していくことが我々の挑戦であります。さまざまな環境変化の下、勇気をもって課題を一つひとつ乗り越えていただきたいと思います。

会員各社、皆さまのますますの発展をお祈り申しあげ、再任のご挨拶といたします。

戻る

ホームへ戻る