(3) 蛍光修飾用試薬(ラベル化剤)

近年、たん白質の高次構造の研究手段として化学修飾による方法が多く開発されてきたが、とくに蛍光分析機器の長足の進歩と普及に伴い微量試料ですむ高感度の蛍光分析法による研究がますます多くなってきた。蛍光修飾試薬は、酵素の活性測定、膜の糖たん白質、その他の蛍光染色、蛍光抗体法の蛍光標識、疎水領域構造の解析、分子の回転運動や配向、分子間距離の測定などに使われている。

試薬例
試薬例N-(1-アニリノ-4-ナフチル)マレイミド、8-アニリノ-1-ナフタリンスルホン酸アンモニウム、4-ベンゾイルアミド-4'-スチルベン-2,2'-ジスルホン酸、ダンシルクロリド、キナクリンマスタード、o-フタルアルデヒド、4-ブロモメチル-7-メトキシクマリン

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